このサイト内の記事は、ボルダリング未経験の方や初心者の方の不安や疑問の解消に少しでもお役に立てばいいなと思って書いています。ジムにより人により考え方は千差万別ですので、ここでの記事はあくまで私の体験からの一例として参考までにお読みいただければ幸いです。

- ボルダリングを始めてみたいけど、ジムって男の人が多いのかな?
- パワーが無いけど大丈夫かな?
- 女性も男性と同じことをするの?
- ストイックな環境に女性がひとりって、場違い?
そんなふうに不安を感じて、なかなかジムの扉を開ける勇気が出ない方も多いと思います。
私の働いているジムでも「数年間悩んで、やっと勇気を出しました」という女性の方が来られることも。
でも、実はボルダリングは女性が楽しめる要素もたくさん詰まっていて、特別に運動経験や筋肉量があることが必須ではありません。
思ったよりずっと自由で、のんびりと自分のペースで楽しめるスポーツ。ジムでは、皆さんの想像よりずっと穏やかな時間が流れていることも多いと思います。
それにどこのジムも「もっと女性にも続けてもらいたい!」と思っているんですよ。
もう少し詳しく書いていきますね。
▼「ボルダリング」で検索!
もくじ
女性が少ないのは、続ける人が少ないだけ。本当はどこのジムも切望しています!
「ボルダリングって、パワーが要りそうだし、ジムの中はマッチョな男性ばっかりじゃないのかな…」
そんな印象を持っている方も多いかも。
正直なところ、実際どこのジムでも男性の方が圧倒的に多いと思います。
でも実は「最初にジムに体験に来る人」は男女ほぼ同じくらいなんです。女性もたくさん来られます。
うちのジムでも、体験プログラム自体に参加される方はむしろ女性のほうが多いです。
違いはそのあと。「続ける人」の割合が、男性の方が多い。
なぜ女性の継続率が低いのか…。
理由はいろいろあるのだと思いますが、たとえば2~3回行った後に「やっぱりパワーが要るなあ…」とか、「男性はスルスル登るからやっぱり女性には厳しいんだ…」などと感じてしまうことがまずは一番大きいかもしれません。
今はジムスタッフである私も、始めた当初は、登るたびに“無理かも…やっぱり向いてないかも…”ってつぶやいてました笑(まあなんなら、今でも時々つぶやいていますが)
でも、男性と比べること、さらに言えば他の人と出来を比べることが、ボルダリングを楽しむにおいてはそもそも必要のないこと。
ボルダリングは個人スポーツなので、他の人と同じように登れないといけないとか、どんどん上達しなくちゃいけないとか、そういうことは全然ありません。
まあそうは言っても、どうしても気にはなっちゃいますけどね。そう思ってしまうのは人間の性、しょうがないです。
しょうがないですが、本当に気にしなくてよいです。
また女性は、結婚や出産などの生活環境の変化の影響がより大きかったり、周期的な体調面の影響が大きかったりということなども、継続が難しい大きな要因に挙げられるかなと思います。
でも、これだけは声を大にしてお伝えしたいですが、
どこのジムも、女性にももっと来てほしいと思ってるし、長く続けてもらいたいと願っています!
「女性には厳しいか…」と諦めることなくボルダリングを続けて楽しんでくださることは、ジムスタッフにとっても、すでにボルダリングを楽しんでいる皆さんにとっても嬉しいこと。
レディースデーが設定されているジムがあるのも、きっとそういう理由が大きいと思います。
なので、「女性は少ない=歓迎されていない」ではなくて、「女性ももっと続けてほしい!」という現場の声がある、ということをぜひ知ってくださいね。
「常連さんが怖そう…」→そんなことないんですよー!
ボルダリングジムに行きたいけど不安を感じている女性の方から、
「知らない人ばかりの中に初心者がひとり…勇気がいる…」
「常連さんの輪ができていて、浮いちゃったらどうしよう…」
「女性の初心者がひとりで行くって変に思われるかな?」
そんな声が聞かれることも多いです。
私も最初はそうでした。
未経験の、しかも中年のおばさんがジムスタッフとして受付に立つのですから、「なんだこのおばさん何も知らないくせに」とかって思われてるんじゃないか、常連の皆さんにウザがられてるんじゃないかって、ジムに入ってしばらくの間ずっとずっと不安でした。
でも実際には、クライマーの方って優しい人が多いです。
「長くクライミングを続けている方たち」=「ひとつの課題に長い時間をかけて、イライラせずじっくり取り組める人たち」っていうことが大きい要因と思っていますが、穏やかな方が多い感じがします。
もちろん全員がそういうわけではないでしょうけども。
それに、ボルダリングは「登れないことが当たり前」のスポーツ。
初心者に対して冷たいどころか、常連の皆さんも本当は心の中で応援してるんですよ!
話しかけられるのが苦手なタイプの方もいるので、あんまりグイグイ話しかけて引かれちゃったらマズいしな…などと考えたりしています。
「その課題、このムーブができるようになると行けたりするかも」とさりげなく教えてくれたり、「ガンバ!」「お〜、ナイス!」と声をかけてくれる方もいます。
もちろん、話しかけられたくないときは無理に話さなくても大丈夫です。
ボルダリングはひとりで黙々と楽しめるのも魅力のひとつ。
イメージは「グループでワイワイ」かもしれませんが、黙々と自分のペースで課題に向き合っている方も多いんです。
ジムでたまたま同じ時間帯になっておしゃべりしたりセッションしたりということはあっても、実は1人で来てる人が圧倒的に多いですしね。
もちろんジムにもよりますが、ジムの空気って思っているよりずっとのんびりしていて、そんなにピリピリした雰囲気ではありません。
女性の初心者がひとりで来ても、全然浮いたりなんてしないですよ!
ボルダリングは総合力!いろんな要素で楽しめます
「そうは言っても、傾斜のある壁をあんなにスルスル登っていくなんて、腕の力が強くないと難しいでしょ?」
と思っちゃいますよね。
でもそれは誤解されている部分も大いにあります。
確かに、腕の力が有ると無いとでは、有るに越したことはありません。
でも、上級者ほど “力任せでは限界がある” ことをよく知っています。
ボルダリングに大切なのは、筋力だけではありません。
むしろそれ以外の、たとえば
- ホールドの位置を見て自分の体の動きを想像できる「観察力」
- ムダな動きを省いて自分にとっての最善の動き方を思いつく「発想力」
- 足場の悪いところで身体を安定させる「バランス感覚」
- しなやかに身体を使い足も高く上げられる「柔軟性」
- 足をしっかり使い効率よく動ける「重心の使い方」
などいろいろな要素がとても重要になります。
こう書き出して見ると、もしかしたら女性の方がより自然に身についている要素も中にはあると思いませんか?
柔らかい身体や丁寧に動ける感覚は、登りにすごく活きてきます。
また、筋肉が少なめ=体重が軽いことが、重力の影響をもろに受けるボルダリング(クライミング)では有利に働くことも多いです。
筋力の無い女性や子どもたちが登れるのも、そういうことが大いに関係あります。
例えば、ベンチプレスを毎日やって上半身ムキムキの男性がどんどん登れるかというと、実は思ったより登れなかったりもします。それはトレーニングで付けた筋肉が重すぎたり、筋肉によって柔軟性に劣ったりすることも多いから。
実際うちのジムでも、マッチョな彼氏より彼女のほうが登れちゃって気まずい空気…、なんてこともしょっちゅう!
「見せ筋と使える筋肉は別物なのか…」とがっくりして帰られることもあります。
さらに、ボルダリング(クライミング)は「登り方の正解は無い」のが面白いところ。
自分に合った登り方を見つけていく“自由さ”があるんです。
ジムで見ていても、「えっ?そうやって行く?へぇぇぇ!」と予想外の登り方をする人もいて、同じ課題でも登り方は本当に千差万別。それを見ているのも面白いです。
特に女性でものすごく身体の柔らかい人など、その柔軟性を活かしてミラクルなムーブを選択されることもあります。
力が無いからこそ、自分の体をどう使うかを工夫する。
その試行錯誤がうまくハマって登れた瞬間の達成感は、ほんとに格別!これをぜひ皆さんに体感してほしい!
力が無く平均身長の低めの女性だからこそ、初期の段階から課題攻略のためにいろいろ工夫する場面に遭遇し、パワー以外の「技術」を身に付けられる機会に恵まれていると言えます。
「背が高くてズルいな」「パワーがあって羨ましい」とついつい思ってしまいますが、最近は、ある意味では「工夫したり技術を身につける機会がある」というのは特権なのかもしれない、と思うようになりました。
パワーに自信がなくても大丈夫。
あなたもまだ気付いていない筋肉以外のいろいろな要素が、これからしっかり武器になっていきますよ!
あなたのペースで楽しみましょう
「男性みたいにどんどん登れるようにならない…一緒に始めたのに置いて行かれてしまった…」と悲しくなってしまう気持ち、よ-くわかります。
ですがボルダリングは、競技大会に出場するのではない限り誰かと競い合う必要なく、「自分自身としっかり向き合う」スポーツです。
悲しくなってしまうのは当たり前。そりゃあそう思っちゃいます、どうしても。
でもここはパッと割り切って、自分の成長に意識を向けてみましょう!
あなたのペースで少しずつ登れるようになっていくのを、そして自分の身体のことをより深く知っていくことを楽しみましょう!
不安があっても大丈夫。ジムは、あなたを待っていますよ
ボルダリングに興味はあるけどいろいろと不安を感じるのは、当たり前のことです。
でも、そんな不安を振り切って勇気を出して開いたドアの向こうには、きっと興味深くて楽しい世界が広がっています。
ジムは、「女性にもどんどん来てほしい!長く続けてもらいたい!」と心から思っています。
不安があっても大丈夫。ジムスタッフになんでも聞いてみてください。
最初の一歩さえ踏み出せばその先には、じっくり自分に向き合える穏やかで楽しい時間が待っています。
あなたの“やってみたい”気持ちを心から応援し、ぜひクライミングの世界へ飛び込んでくださるのをお待ちしています。
\ボルダリングジムもたくさん載ってます!/

