PRを含みます

ボルダリング楽しい!と思うポイント、私の場合

ボルダリングのこと ボルダリングのこと

このサイト内の記事は、未経験・初心者の方に向けた内容です。
屋内ボルダリングへの不安や疑問の解消に、少しお役に立てられれば幸いです。ジムにより、人により、クライミングへの考え方は千差万別ですので、ここでの記事はあくまで私の体験からの一例として、ご参考程度にお読みください。

  • ボルダリング、みんな結局のところ何が楽しくて続けてるんだろう?
  • だんだん簡単には登れなくなってきたんだけど、あんまり登れなくなったら楽しくなくなっちゃうのかなあ。

ボルダリングをやっていると、「ボルダリングの何が楽しいの?」と周りの人に聞かれたことのある方も多いのではないでしょうか。「どこが楽しいかよく分かんないんだよなあ」なんて言われることも多々あります。
私はジムで働いているので、「結局何が楽しくて続けてるんですか?」と尋ねられる機会も多いのですが、だいたい「始めは絶対できないと思っていた課題が、打ち込んでいるうちに登れた時の気持ち良さや達成感…でしょうか」とかってお話しすることが多いです。

でも個人的には、本音を言えばそれだけじゃなんとなく十分に言い表せてはいないような気がするのです。
良い機会なので、私自身は具体的にどんなところに楽しさを感じているのかなーと改めてよくよく考えてみました。

ちなみに歴は今でざっくり5年くらい、身体能力皆無・高所恐怖症・アラフィフの万年運動不足オバ…
外岩は行かずジムオンリー。
そんな、まあまあネガティブ要素しかないカメのごとき歩みの、あくまで、「私の場合」です。

▼「ボルダリング」で検索!

もくじ

楽しいポイントは人それぞれ

何に一番楽しさを見出しているかっていうのは、ほんとに人それぞれみんな違うものだと思います。

  • ゲームみたい!
  • 小さな成功体験を積み重ねられる
  • とにかく外岩love
  • 高いところで不安定、最高!

などなど。
追い込んで追い込んで、腕や足がパンパンになるのがたまらないんだよな…っていう言葉も聞いたことがあります笑

ほんと、いろいろです。
では、私自身はどんなところが楽しいと感じているか、この機会に少し深堀って考えてみようかなと思います。

高校以来の運動習慣

運動は苦手で運動神経皆無ながら、一応中学高校の6年間はずっと運動部に所属し、毎日真面目に頑張っていました。
でも高校を卒業してからは特に運動をしないまま、20代前半で結婚・出産。
育児と仕事以外には身体を動かすこともなく、通勤も買い物も車移動、完全に運動不足のままあっという間に四半世紀が経ってしまいました。

40代も終わりに差し掛かり子どもたちも成人し、そこからボルダリングジムで働くことになるなんて、それまでホールドを触ったことすら無かった自分にとってはまったく想像もしていませんでした。
そんな私でも、事務仕事が主とはいえジムで働く以上「何も知らない」ではダメだ…と自分を奮い立たせ登り始めたのが最初です。

  • 運動をすること自体が30年ぶり。普段は車生活でほぼドアtoドア。ほとんど歩くことも無く、動くのは仕事と家事のみの運動不足っぷり。
  • 若い頃から貧血気味で、少し動くとすぐ息が上がる。でも日常生活でさほど困ることも無くずっと放置状態。
  • 元々高所恐怖症気味で、脚立に乗って作業するなんて言語道断。最初は怖くて怖くて…難易度とか関係なく、とにかく高さが怖い。

身体はあちこち痛い、息は絶え絶え、高さは怖い、最初はもう本当に散々でした…。
でも筋肉痛なんて本当に久しぶりの感覚で、わあ筋肉使ったんだなとちょっと嬉しい自分もいて。
そのうち便秘が解消したりすこし筋肉が付いたりするようになり。
貧血も、登り始めたころはあまりにも息が続かなくて全然登れなくて、結果ちゃんと通院するようになりました。
高さの恐怖も、以前よりはだいぶ慣れてマシにはなっています。

日常的に運動するって、やっぱり大事ですね。
今は、登ることをやめたら絶対また運動しない生活になっちゃう…と、ガンガン上達しなくても細々とでも続けようと思っています。

自分の身体を深く観察すること

これ、登り始めて割と早い段階でかなり衝撃を受けたなぁ。
こんなに細かくじっくりと自分の身体のことを考える世界線があるんだ!って。
自分の身体についていろいろな細かい発見があって、単純に「へぇーおもしろ!」と思います。

元々女性の中では握力も強めで手もかなり大きく、腕相撲なんかも強いほうで、「懸垂はできないし運動神経は無いけど、腕力だけはある」と思って生きてきた人生でした。
でもいざボルダリングを始めてみると、「腕力って一体なんだ…?」って思うくらい自分のパワーがまったく役に立たない。
ある意味、ちょっと不思議でした。

きっかけはそんなことから、登りながら自分の身体をじっくり観察するようになりました。

  • この角度の持ち感が苦手過ぎるな
  • ここを故障するってことはどこかが弱くて(もしくは強く使い過ぎて)負担かかってるんだな
  • 脚の回旋の可動域、内股派とガニ股派でこんなに違うんだ
  • 自分は身体は硬くないとは思ってたけど、もしかしてただ“関節が緩い”だけ…?
  • 腕力はあるけど体幹ゼロなんだな

ざっとこんなことが分かりました。日常生活を送っているだけだと気が付かないことばかりです。
他にも、自分の身体について、この年齢になって初めて知ったことがたくさんたくさんありました。
性別も身長もリーチも体重もほとんど同じの同世代の方がいらっしゃるのですが、彼女とは本当に得意不得意が真逆で。選択するムーブも真反対ということが多いのです。
パッと目で見てわかる部分が似通っていてもこんなに動き方が違うんだなぁ、不思議、おもしろいですね~といつも言い合っています。

自分のことってどうしてもウイークポイントばかり目についてしまうのですが、できれば得意なことや長所も見つけていきたいなと思いつつ日々を過ごしています。

「考える」ということ

課題のゴールがもちろん最終目標なのですが、絶対的にまずその前に「自分で考える」ありき。
「ムーブを誰かに教えてもらって解決する」よりは、まずはできるだけ自分の身体とじっくり相談して四苦八苦したい派です。
百戦錬磨のオーナーに教えてもらったムーブも自分にはしっくりこなかった…なんてこと日々しょっちゅうだし、結局は自分の身体を使って解決しなくちゃいけないので、まずは奇想天外だろうが無理があろうが自分で考えたい。
「やっぱりさすがに無理だったー!」と自分のオブザベ能力の低さを実感して納得したい笑

課題が登れなかった時、まずつまづいた部分を自分なりに細かめに分析します。
例えば、「ここで身体が開いて落ちてしまう」というのがつまづきポイントだった時、「なぜ開いてしまうのか」を考え、開いてしまうということは、開かなくする・開くのを抑えるにはどうしたらいい?とウンウン頭をフル回転させます。

  • 身体の向き?
  • 足置き?
  • 重心?
  • ホールドの持ち方?
  • ほかに使えるホールドやカンテがある?
  • 意識をちょっと変えてみる?

こんな感じでいろんな要素から考えてみて、いろいろ想像します。
っていうか、車を運転してたりすると勝手にポコポコ頭に浮かんできてしまう…。(アブナイ)
大昔、テトリスやり過ぎた時に目をつぶっても脳裏にテトリスが落ちてきてしまったような、そんな感じ。
そして想像の中で「こうしたらいけるのでは!?」と謎に確信めいた考えが固まる。
そして、それを実行してみる。

…クライミングIQ激低の私、もちろんたいていそんなにうまくはいかないんですが笑
ボディイメージがしっかり一致させられる人(能力!羨ましい!)はこれでバッチリなことが多いのだと思いますが、私はそのあたりがまさに“運動神経鈍い勢”の悲しいところで。
ボディイメージが実際と全然合ってないんですよね~。リーチ感もいまだにイマイチ分からない。

それでも、来た!これだ!これだった!!っていう時が何回かに一回はあって、その時の爽快感といったらもう…!
だって、例えば足置きの場所や角度をちょっとだけ変えただけでとか、同じ動きなのに意識の向ける先を手から足に変えただけで、あんなに絶望的だと思っていたことが簡単にできちゃったりするんですよ。
たったこれだけで??ってびっくりするし、「身体を使うことって、なんだ!?」って不思議だし、人間の身体って奥深いなぁって、万年初級者の私ですら感じることができるのがクライミングなんだなって。

私の場合はたいてい「うーん、きっと想定ムーブはこうなんだろうけど、苦手だなあ…何かそれをスルーできる魔法の回避策はないモンか…」っていう逃げの態勢、ネガティブな考えなのが悲しいところではありますが笑
そんなヘタレな理由からでも、何かないか何かないか…って壁の前でウンウン頭を捻る過程がほんとにおもしろいんですよね。
なので、それに応えてくれるような、いろんな解決法が考えられるような懐の深い課題が好きです。
そして、できれば「アドバイスください」って言うまでは生温かく見守ってほしい派です、私は。

ちなみに、セッターである我がジムのオーナーとしては、想定ムーブじゃない解決をされた時は「ほー、なるほど!」と拍手する気持ち半分、「わぁそうきたかー」と複雑な気持ち半分、だそうです。
「いろいろ考えてやってみたけど、やっぱり想定ムーブが正解でしたね…」となった時は「よっしゃ!」となるらしい。
これもセッターさんそれぞれなんだろうけど、セッター陣と登る人たちとのせめぎ合いも面白いです笑

力ずくじゃなく登りたい

これは特に最近、前より強く思い始めたんですが…
とりあえずまずは落ちたくない!と力ずくで解決させてしまった時に、なんとなくしっくりこない気持ちになってしまって。
なんていうのか、「あぁ…腕力で解決してしまった…」みたいな、ちょっと敗北感?めいた感覚を、課題によっては感じるようになってきました。

ここのところ、指関節や腕の腱鞘炎になってしまってるんですね。年齢もあるとは思うんですが。
腱鞘炎になる前は、「とにかく!登れたらいいんだよ!登れたら正解!」と思っていました。
もちろん今でもその気持ちが全く無いわけではないんですが、無理をすると腱鞘炎が如実に悪化するので、「無理やり登っちゃったんだな…」という気持ちもだんだんと大きくなってきたのです。
もちろんこれは、私の登り方が良くないことに大きく起因している腱鞘炎だから、ということが前提です。
腱鞘炎の方がみんな無理な登り方をしているという意味ではないですので、お間違え無く。

登っている途中に「うわぁ、このムーブだと痛くなっちゃった」っていう場所があった時に、なんとか痛くない・腕に無理の無いやり方がないのかなと考える癖がだいぶ付いてきました。
多分、痛くても我慢して頑張ればできる。でももっと無理の無い方法があるんじゃないかって再考する。
その試行錯誤が最近だんだん楽しくなってきました。
今まで「持ち過ぎ」だったな、手に頼りすぎてたんだなって、本当によく分かります。

もちろん課題によっては力を使わないとできないものもありますし、いつもその試行錯誤がうまくいくわけじゃないですが、この視点で考えることで少しずつ…
「上手くなってる」とは言えないですが、下手なりにムーブに対する視野が広くなってきた?感じがしています。
あと、力を使わないで済む基本の姿勢や持ち方・足使いを、今までよりもっとちゃんと意識するようになりました。

ゴールだけじゃなくて途中経過があってこそ!

あくまで私自身にとっては、ですが、「〇級が〇本ゴールできた」という“事実”よりか、この「途中経過」でうーんうーんああでもないこうでもないと頭をひねって考えて四苦八苦する過程が楽しいし、それがバチッと上手くハマった時の嬉しさ気持ち良さがボルダリングに対するモチベーションなんだなーと特に最近強く思います。

教えてもらって登れた時はもちろんうれしい反面、なんていうか…ちょっと消化不良な気持ちが残ってしまうんですよね。
攻略本を読んでゲームを攻略したような気持ちというか…
「あぁ、この解決法が自分の中からは湧き出て来なかったな…自分の中から自然にこの動きが生み出せるようになりたい…!」って。

それでも年月経ていくうちに、自分の中から答えを出せることが少しずつ増えてきていて、「ちゃんと自分で思いつけた!」と嬉しくなることも。これが、微々たるものでも「経験値」というやつなのでしょうか。

ちなみに、四苦八苦した後に成功した瞬間って、脳内の“報酬系”の回路からドーパミンがバーッと放出されるらしいです。いわゆる「アハ体験」っていうやつですよね。
自分の脳が悩めば悩むほどに、大きなアハ体験が得られて、それがあの爽快感の原理らしいです。
ほんで、報酬系が作用してるもんだから、もう一度、もう一度、って味わいたくなるんですよね。
クライミングにハマって中毒みたいになってる人が多いのは、それもあるんだと思います笑

割と早めの段階で誰かに「登り方」を教えてもらうことが多い方、ぜひ、ぜひとも、もう少しだけ自分だけで試行錯誤する時間を伸ばしてみてほしいです!
絶対面白いから!おすすめ!

\ボルダリングジムもたくさん載ってます!/

yamco

クライミング未経験・高所恐怖症・運動不足の主婦が、まさかのジムスタッフになり数年経ちました。
もともと無知だった私だからこそ分かる初心者の方の不安や疑問について、ジムスタッフとしての視点も交え、お伝えできればと思います。どなたかの参考になれば幸いです。

yamcoをフォローする
タイトルとURLをコピーしました