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ボルダリングの楽しいところ!:私の場合

ボルダリングのこと ボルダリングのこと

このサイト内の記事は屋内ジムでのボルダリングのことについて、ボルダリング未経験の方や初心者の方の不安や疑問の解消に少しでもお役に立てばいいなと思って書いています。ジムにより人により考え方は千差万別ですので、ここでの記事はあくまで私の体験からの一例として、参考までにお読みいただければ幸いです。

  • ボルダリング、みんな結局のところ何が楽しくて続けてるんだろう?
  • だんだん簡単には登れなくなってきたんだけど、あんまり登れなくなったら楽しくなくなっちゃうのかなあ。

ボルダリングをやっていると、「ボルダリングの何が楽しい?」と周りの人に聞かれたことのある方も多いのではないでしょうか。
「どこが楽しいかよく分かんないんだよなあ」なんて言われることも多々あります。
私はジムで働いているのでそのことを尋ねられる機会も多いのですが、だいたい「始めは絶対できないと思っていた課題が、打ち込んでいるうちに登れた時の気持ち良さや達成感…でしょうか」とかってお話しすることが多いです。

でも個人的には、本音を言えばそれだけじゃなんとなく十分に言い表せてはいないような気がするのです。
良い機会なので、私自身は具体的にどんなところに楽しさを感じているのかなーと改めてよくよく考えてみました。
ちなみに歴は今でざっくり5年くらい、身体能力皆無・高所恐怖症・アラフィフの万年運動不足オバ…
まあまあネガティブ要素しかないカメのごとき歩みの、あくまで、「私の場合」。

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もくじ

楽しいところ いろいろ

何に楽しさを見出しているかっていうのは、ほんとに人それぞれみんな違うものです。

ゲームみたい!
小さな成功体験を積み重ねられる
とにかく外岩love
高いところで不安定、最高!

などなど。
追い込んで追い込んで、腕や足がパンパンになるのがたまらないんだよな…っていう言葉も聞いたことがあります笑

ほんと、いろいろです。

高校以来の運動習慣

小学校~高校までずっと運動部に所属していました。(運動神経皆無だけど)
でも高校を卒業してからは特に運動をしないまま、20代前半で結婚・出産。
育児と仕事以外には身体を動かすこともなく、あっという間に四半世紀が経ってしまいました。

40代も終わりに差し掛かり、ひょんなことからボルダリングジムで働くことになるなんて、それまでホールドを触ったことすら無かった自分にとっては想像もしていませんでした。
そんな私でもここで働く以上「何も知らない」ではダメだ…と自分を奮い立たせ、登り始めました。

  • 運動をすること自体が30年ぶり。普段は車生活でほぼドアtoドア。ほとんど歩くことも無く、動くのは仕事と家事のみの運動不足っぷり。
  • 若い頃から貧血気味で、少し動くとすぐ息が上がる。でも日常生活でさほど困ることも無くずっと放置状態。
  • 高所恐怖症気味で、最初は怖くて怖くて…難易度とか関係なく、とにかく高さが怖い。

身体は痛い、息は絶え絶え、高さは怖い、最初はもう本当に散々でした…。
でも筋肉痛なんて本当に久しぶりの感覚で、わあ筋肉使ったんだなとちょっと嬉しい自分もいて。
そのうち便秘が解消したりすこし筋肉が付いたりするようになり、貧血も、登り始めたころはあまりにも息が続かなくて全然登れなくて、結果ちゃんと通院するようになりました。
高さの恐怖も、以前よりはだいぶ慣れてマシになってきています。

習慣的に運動するって、やっぱり大事ですね。

自分の身体を深く観察すること

これ、ボルダリングを始めて割と早い段階で衝撃を受けたなぁ。
こんなに細かくじっくりと自分の身体のことを考える世界線があるんだ!って。
自分の身体についていろいろな発見があって、単純に「へぇーおもしろ!」と思います。

元々女性の中では握力も強め、腕相撲なんかも強いほうで、懸垂はできないけど「運動神経は無いけどパワーはある」と思って生きてきた人生でした。
でもいざボルダリングを始めてみると、「パワーって一体なんだ…?」って思うくらい自分のパワーがまったく役に立ってない。
…これは、どういうことだ??

そんなことをきっかけに、登りながら自分の身体をじっくり観察するようになりました。

  • この角度の持ち感が苦手過ぎるな
  • ここを故障するってことはどこかが弱くて負担かかってるんだな
  • 脚の回旋の可動域、内股とガニ股でこんなに違うんだ
  • 自分は身体は硬くないと思ってたけど、もしかして“関節が緩い”だけ…?
  • 腕力はあるけど体幹ゼロなんだな

他にも、自分の身体についてこの年齢になって初めて気づいたことがたくさんたくさんありました。
どうしてもウイークポイントばっかりが目についてしまうのですが、できれば得意なことや長所も見つけていきたいなと思いつつ日々を過ごしています。

「考える」ということ

課題のゴールがもちろん最終目標なのですが、絶対的にまずその前に「自分で考える」ありき。
「ムーブを誰かに教えてもらって解決する」よりは、まずはできるだけ自分の身体とじっくり相談して四苦八苦したい派です。
百戦錬磨のオーナーに教えてもらったムーブも自分にはしっくりこなかった…なんてこと日々しょっちゅうだし、結局は自分の身体を使って解決しなくちゃいけないので。

課題が登れなかった時、まずつまづいた部分を自分なりに細かめに分析します。
例えば、「ここで身体が開いて落ちてしまう」というのがつまづきポイントだった時、「なぜ開いてしまうのか」を考えます。
開いてしまうということは、開かなくする・開くのを抑えるにはどうしたらいい?

  • 身体の向き?
  • 足置き?
  • 重心?
  • ホールドの持ち方?
  • ほかに使えるホールドやカンテがある?
  • ムーブを変える?

こんな感じでいろんな要素から考えてみて、いろいろ想像します。
っていうか、車を運転してたりすると勝手にポコポコ頭に浮かんできてしまう…。(アブナイ)
大昔、テトリスやり過ぎた時に目をつぶっても脳裏にテトリスが落ちてきてしまったような、そんな感じ。
そして想像の中で「こうしたらいけるのでは!?」と謎に確信めいた考えが固まる。
そして、それを実行する。

…たいていそんなにうまくはいかないんですが笑
ボディイメージがしっかり一致させられる人はこれでバッチリなことが多いのだと思いますが、私はそのあたりがまさに“運動神経鈍い勢”の悲しいところで。
ボディイメージが実際と全然合ってないんですよね~
それでも、来た!これだ!っていう時がごくごくたまーにあって、その時の爽快感といったらもう…!
だって、例えば足置きの場所や角度をちょっとだけ変えるだけで、あんなに絶望的だったことが簡単にできちゃったりするんですよ。
こんなことで??ってびっくりしちゃうし、「身体を使うことって、なんだ!?」って不思議だし、人間の身体って奥深いなぁって、万年初級者の私ですら感じることができるのがクライミング。

私の場合はたいてい「うーん、多分想定ムーブはこうなんだろうけど、苦手だなあ…何かそれを回避できるやり方はないモンか…」っていう逃げの態勢、ネガティブな考えなのが悲しいところではありますが笑
そんなヘタレな理由からでも、何かないか何かないか…って壁の前でウンウン頭を捻る過程がほんとにおもしろいんですよね。
なので、それに応えてくれるような、いろんな解決法が考えられるような懐の深い課題が好きです。
そして、できれば「教えてください」って言うまでは生温かく見守ってほしいです、私は。

ちなみに、オーナー(セッター)としては、想定ムーブじゃない解決をされた時は「ほー、なるほど!」と拍手する気持ち半分、「わぁそうきたかー」と複雑な気持ち半分、だそうです。
「いろいろ考えたけどやっぱり想定ムーブが正解ですね」となった時は「よっしゃ!」となるらしい。
これもセッターさんそれぞれなんだろうけど、セッター陣と登る人たちとのせめぎ合いも面白いです笑

力ずくじゃなく登りたい

これは特に最近、前より強く思い始めたんですが…
とりあえずまずは落ちたくない!と力ずくで解決させてしまった時に、なんとなくしっくりこない気持ちになってしまって。
なんていうのか、「あぁ…力で解決してしまった…」みたいな、ちょっと敗北感?めいた感覚を課題によっては感じるようになってきました。

ここのところ、腕の腱鞘炎になってしまってるんですね。
腱鞘炎になる前は、「とにかく!登れたらいいんだよ!登れたら正解!」と思っていました。
もちろん今でもその気持ちが全く無いわけではないんですが、腱鞘炎が痛むことで「無理やり登っちゃったんだな…」という気持ちもだんだんと大きくなってきたのです。

試行錯誤の一つとして、登っている途中に「うわぁ、痛い」っていうパートがあった時に、なんとか痛くない・腕に無理の無いやり方がないのかなと考える癖がだいぶ付いてきました。
多分、痛くても我慢して頑張ればできる。でももっと無理の無い方法があるんじゃないかって再考する。
その試行錯誤がだんだん楽しくなってきました。
今まで「持ち過ぎ」だったな、手に頼りすぎてたんだなって、本当によく分かります。

もちろん課題によっては力を使わないとできないものもありますし、いつもその試行錯誤がうまくいくわけじゃないですが、この視点で考えることで少しずつ…
「上手くなってる」とは言えないですが、下手なりにムーブに対する視野が広くなってきた?感じがしています。
あと、力を使わないで済む姿勢や持ち方・足使いを、できてるかどうかは別として今までよりもっと意識するようになりました。

ゴールだけじゃなくて途中経過があってこそ!

「〇級が〇本ゴールできた」という“事実”よりか、この「途中経過」でうーんうーんああでもないこうでもないと頭をひねって考えて四苦八苦するのが楽しいし、それがバチッと上手くハマった時の嬉しさ気持ち良さが、私にとってはすごく楽しいことだなーと、特に最近ほんとに思います。
教えてもらって登れた時はもちろんうれしい反面、なんていうか…ちょっと消化不良な気持ちが残ってしまうんですよね。
「あぁ、この解決法が自分の中からは湧き出て来なかったな…自分の中から自然にこの動きが生み出せるようになりたい…!」って。
それでも年月経ていくうちに少しずつ自分の中から答えを出せることも増えてきていて、「わあ、ちゃんと自分で思いつけた!」と嬉しくなることも。
これが、微々たるものでも「経験値」というやつなのでしょうか。

割と早めの段階で誰かに「登り方」を教えてもらうことが多い方、ぜひ、ぜひとも、もう少しだけ自分だけで試行錯誤する時間を伸ばしてみてほしいです!
絶対面白いから!おすすめ!

\ボルダリングジムもたくさん載ってます!/

yamco

クライミング未経験・高所恐怖症・運動不足の主婦が、まさかのジムスタッフになり数年経ちました。
もともと無知だった私だからこそ分かる初心者の方の不安や疑問について、ジムスタッフとしての視点も交え、お伝えできればと思います。どなたかの参考になれば幸いです。

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