- クライミングシューズってレンタルより自分のを買ったほうがいいの？
- どんなタイミングで買ったらいい？
- どこで買える？
- 買うのに気を付けることはある？
ボルダリング、続けることに決めた！頑張るぞ！と気持ちの固まったあなたへ、初心者の方の誰もが通るのが、「クライミングシューズは買うべき？」問題です。
今はまだボルダリングを始めたばかりでレンタルシューズを使ってるんだけど、上手な人はみんなマイシューズを使ってるし、周りの人に「続けれそうなら買ったほうが絶対にいいよ」って言われたりも。
何がそんなに違うのかなあ？けっこう値段も高いみたいだし、レンタルのままでもそんなに困ってないし…
私の勤務するジムでも、多くの方がこんな風に悩まれます。
ジムスタッフの立場から、マイシューズをお勧めする理由をお伝えしますね！
もくじ
結局、マイシューズのほうがいいの？
ボルダリングを続けるのなら、そして少しでも上達したいならば必需品！とはっきりオススメします。
世界的な物価高騰で、コロナ前と比べるとボルダリングシューズも驚くほど高価になってしまいました。
ヨーロッパなどの海外メーカーのものがほとんどで、円安や石油関係の値上げもあり、ゴムなどの素材・輸送費などの影響がかなり大きいのだと思いますが、エントリーモデル(初心者用)でも1万5千円以上します。はっきり言って高級品です。
それでも！絶対にシューズは自分のものが良いです！
中古品に抵抗が無く、運良く自分の足に合う中古シューズに出会うことができれば、それでも全然問題ありません。
「シューズなんて道具に過ぎない。レンタルだろうが何だろうが自分の技術を極めればよいのだ」という記事も見かけたことがありますが…うーんそれはなかなかストイック。レンタルシューズの性能はどうしても劣り、登れるにしても逆に難しくなっちゃうんですよね。
上級者だとどこまででもレンタルシューズで登れるのかもしれませんが、初心者の方は限界が早く来てしまうんじゃないかなと思います。足の力は鍛えられて強くなると思いますが…。
一度マイシューズを買った人がレンタルに戻るのは見たことがありません。それは、皆さんが確実に違いを体感しているからです。
ただし、上記の関連記事にも書いているように、何も分からない状態で誰のアドバイスも無く買ってしまうのは、サイズなどの面でリスクが高すぎます。
シューズの形状やゴムの硬さなどの選び方については下記の記事でご紹介していますので、その内容も参考にしながら、できればお店の人・ジムスタッフ・経験者の人に相談して買うことをおすすめします。
どのタイミングで買うのがいい？
結果から言うと、「続けようと決めたらいつでも！早くてもOK！」です。
ジムでも、多分この方は続けられそうだなと思った時にシューズのことをお話しすると、
「もっと上達してからのほうがいいんじゃないかな」
「初心者がマイシューズなんて、張り切りすぎって思われないかな」
と心配される方もけっこう多いです。が、そこは本当にまったく気にしなくて大丈夫！
続けている人はみんなシューズの重要性が分かってるし、上達の早道って知ってます。
そう、「確実に上達スピードが上がる」んです。シューズを買ったその日に、「ずっと登れなかった課題があっさり登れました！シューズでこんなに違うんですね！」なんて方もあるくらい。
買う時に気を付けるべきポイントがいくつかあるので、引き続き見てくださいね。
クライミングシューズはどこで買える？
クライミングシューズを履いたことも見たことも無い状態なら、自己判断で買うのはとても難しいことです。
一番良いのは、専門のショップでスタッフの人のアドバイスをもらいながら実際に履いて選ぶこと。
- クライミングジム
- 登山用品専門店
- 登山用品も扱うスポーツ用品店
このようなお店で販売しています。一般的なスポーツ用品店や靴屋では売ってません。
またクライミングジムでは、普段販売していなくても時々試着会などをしている場合もあります。
普段通っているジムで「シューズが欲しいんですが…」と相談してみるのが一番いいと思います。
ネットで買う時は気を付けて！ ※ショッピングサイト編
とはいえ、近くには売っている店が無い場合も。ジムによってはシューズを販売していないところもあります。
そんな時はやっぱりネットで買うことになりますが、その場合もできるだけ専門のショップで相談できるところを選んでください。サイズ交換に応じてくれるところだとさらに安心です。
以下のような商品にはくれぐれも気を付けてください。
《そもそもクライミングシューズではないもの》
ネットでは、クライミングシューズじゃないのに「クライミングシューズ」と書かれた物も数多く販売されていて、始めたばかりの方やシューズに詳しくない方では見分けのつかないこともあります。
一般の靴屋や日用品店のショップの場合は「クライミングシューズ」と書いてあっても違うものの可能性も高いですので、気を付けてください。私の勤務しているジムでも実際に、「クライミングシューズ、買ってきたんです」とウォーターシューズのようなシューズを買って持参された方がありました。確かにネットには「クライミングシューズ」って書いてあるんですが、別物です。
安全面からクライミングシューズの代用としては使えませんので、「申し訳ありませんが…」とレンタルシューズを使っていただきました。
《格安品や有名メーカーの模倣品》
使う意味が無いかもしれない格安品や有名メーカー商品の模倣品も、とても多いです。大手サイトの「おすすめ」にズラーっと格安品や模倣品が並んでいる、なんてことも普通にあります。もちろん正規品も並んでいますが、メーカー名など全然シューズのことが分からなければ見分けられないかもしれません。
見た目にクライミングシューズの形をしていても、ラバーがちゃんとした素材でフリクションのあるものじゃないと意味がなく、「そこそこのお金を払ったのにレンタルモデルのほうがまだ良かった」 なんてことにもなっちゃいます。
ざっくりとした見分け方としては、
- 普通のシューズのように靴裏全体に溝があるものは、クライミングシューズではありません。
- 五本指シューズのようになっているものは、クライミングシューズではありません。
- 正規品のシューズの場合はソール(靴底)などのゴム(ラバー)素材にも名称があり、たいてい商品詳細に書いてあります。それが無く「ゴム」などの表記しかない場合は、たとえ「プロ仕様」などと書いてあってもいったん疑ってみてください。模倣品の商品詳細の文章、かなりそれっぽく書いてありますし、価格もそこそこするものもあります。「1万円以上だし大丈夫でしょ」ということでもないです。
それと、もう一つ。
ちゃんとしたクライミングシューズでも、正規品より驚くほど高い値段で売ってる！なんてことも。
正規代理店ではもう販売すらしていない旧モデルなのに、2.5倍くらいの値段が付いているのを見たことがあります。これはどうしてそんなことになるのか私には分からないのですが…個人輸入した在庫品を高い値段を付けて売ってる、とも聞いたこともあります。
もちろんちゃんと使えますが、お金がもったいないです。
シューズはうまく登るためだけでなく、自分の安全にも直結するもの。
信頼できるWEBショップで相談して買うなり、ジムスタッフなどに商品画像を見てもらうなど、できるだけ誰かに相談して買ってください。
ネットで買う時は気を付けて！ ※フリマサイト編
中古ということに抵抗が無ければ、程度問題にもよりますが、格安なら中古品も全然アリ！
ただサイズ選びが難しいのは変わらないので、自己責任で。
ひとつ気を付けてほしいのが、なぜか個人には非売のはずのレンタルモデルを見かけることがあること。不思議。
せっかくマイシューズを買うのに、レンタルモデルでは意味がありません。レンタルモデルはラバーの素材等が少し異なります。
これも、入札前に経験者やジムスタッフに商品画像を見てもらうことをおすすめします。
実際に探してみましょう
- クライミングシューズじゃないものや模倣品に注意！
- 「クライミング用品店」「登山用品店」などのショップ(靴屋・バラエティ雑貨屋・日用品店ではない)
- ゴム素材の名称が書いてある
この辺りを必ずチェックして。クライミング専門店などのショップはサイズの計り方もしっかり書いてあります。
条件はありますが、サイズ交換もできると安心です。(ちゃんとしたショップでもサイズ交換対応していないショップもあります。)
▼こちらは安心！
マイシューズは上達アイテム
自分に合ったシューズは、確実にボルダリングの上達に繋がります。
ぜひ、あなたのパートナーとなるシューズを探してみてくださいね。
＼ボルダリングジムもたくさん載ってます！／
