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【初めてのキッズボルダリング】向いてる子ってどんな子?

登る人の属性あれこれ 属性あれこれ:年齢・性別・体格など
  • うちの子、ずっと廊下の柱を登ってて、向いてると思うんですよね。
  • じっとしてなくて、常に動いている活発な子です。どうですか?

「ボルダリングに向いてる子ってどんな子?」
難しいテーマですが、少し深掘りしてみたいと思います。

ちなみにこんな記事も書いています。ご参考までに。

▼「ボルダリング」で検索!

もくじ

運動神経の良し悪しは関係ある?

小学生くらいで一般的に「運動神経が良い」と言うのは、主に短距離走が早いことだったりしますよね。
そのこととボルダリングが上手いことの相関関係は、そこまで“有る”とは言えないような気はします。
初めてでスイスイ登るので「運動得意なんですか?」と親御さんに聞くと、「いや~、足は遅いし運動経験も無いですよ~」と言われることも。

ボルダリングが上手くなるには「ルールの中で登ることを楽しめる」「じっくり取り組むことができる」といったほかの要素も大事になるので、運動神経だけ見ても何とも言えません。
が、敢えて挙げるとしたら、もしかしたら下記のようなポイントはアドバンテージになるかもしれません。

【高いところが怖くない】
「高い所に登るのが好き」というのは、「我が子はボルダリングに向いているんじゃないか」とお子さんを連れて来られる方が一番多いポイント。
高いところが怖くないことは、本当に大きな大きな才能!とても羨ましいです!

【体操競技の経験が有る】
今までの経験上、体操系の運動の経験が有るお子さんは上手なことが多いなと思います。
全身運動でアクロバット的な動きにも慣れてて、何より柔軟性が高くリズム感が良い、というようなことが要因かな。

【雲梯が好き・ぶら下がることが好き】
意外にこっちのほうが、「高いところに登るのが好き」よりずっと相関性ありそう。
「とにかく雲梯が大好きで!家では鴨居にずっとぶら下がってます。」という子がたまにいます。
中には、課題をするよりもフィンガーボードやキャンパシングボードのほうに目を輝かせてる子もいました笑
こういう子は上手なことが多いなあ。
普段からいろんなところにぶら下がってることで、自然と保持力トレーニングになってるんでしょうね。
あと、うちの店長曰く「雲梯で、身体を振る力を推進力にして手を出すことを自然に習得してるのが大きいと思う」とのこと。
なるほどなぁ

「自分でやろうとする力・考える力」

ボルダリングは誰かに言われてではなく、自分で「登りたい!課題を攻略したい!」と思えることが一番大切なことです。
ジムで多くのお子さんの様子を見る中で、こういう子は上手くなるなあと思う例は、

  • 登りたい課題ややりたいことを自分で決められる子
  • 登る前に課題をじっくり観察する子
  • 何度落ちても投げ出さずにチャレンジする子
  • 自分なりに登り方を工夫・試行錯誤する子

年齢的に早い子なら年中さんくらいでも、自分にとって少し難しい(無謀ではない)課題にも果敢にチャレンジして、自然と「登れない、じゃあどうしたら登れる?」と考え、工夫しようとします。

「自発性がある」「自分で考えられる」というのは大きな才能だと思います。

「集中してじっくり取り組む力」

「じっとしてなくて、常に動いている活発な子だから向いてるかなと思って」
「登ることが好きだから」の次に多く聞かれる言葉ですが、これは正直なところ紙一重だなあと感じています。

まず、ボルダリングジムの中ではルールがあり、自由に動き回ったり走り回ったりすることができません。
衝動的に走り出してしまうと、危険なのでスタッフに注意されることもあります。

また、ホールドをなんでも自由に使って登るのではなく、「課題」が設定されていて使えるホールドが決まっています。
そういうルールがあることが、足かせのように「自由がない」と感じてしまう子も。
決められたホールドしか使えないのが嫌になって「こんなの面白くない!」とフリーで登り始める子もいるし、帰り際に親御さんから「活発だから向いていると思ったけど、座って待つことはうちの子には向いてないです」と言われたこともあります。

もちろん逆に、普段はバタバタと走り回っているタイプでも、ボルダリングになるとしっかり集中できる!という子もいます。

パッとすぐ結果が出るものではなく、日々の積み重ねが結果に繋がるボルダリングは、見た目のポップさに反して意外と地道なスポーツ。どれだけ頑張りが積み重ねられるかが、上達に直結します。
「登れない」→「登れるように頑張る」ということを楽しめるかどうかが大事ですが、これ、大人でも難しい人も多いです。
登る時にはしっかり集中して、時間をかけてじっくり頑張れるお子さんは、きっと上手くなります。

まとめ:なにより「楽しい!登れるようになりたい!」が一番の才能

ジムスタッフとしては、まずは「やってみて楽しかったらいいな」くらいの軽い感じでお子さんを連れて来てみて欲しいなあ、と思っています。

ジムで、こんな状況を見ること、実はけっこう多いです。

「この子、絶対向いてると思うんです!いつも廊下の柱を登っているくらい運動神経が良いんです!」と、お子さんと、お父さん・お母さん・おばあちゃんなど家族総出でジムに来店
登るたびに家族の注目と期待を一身に集め、後ろからの大声援。
「怖い」「もうイヤだ」「ちょっと休みたい」なんて言わせてもらえない雰囲気で、帰りにはもう泣きそうなのに、「楽しかったよね?ね?!」「この子、ハマったみたいだからまた連れてきますね!」
…いや…泣きそうだよ?

まだやったことないのに、自分の意志以上に周りの期待が大きいのって、楽しむ以前に絶対にしんどくなっちゃいます。

「楽しい」っていう気持ちは、強要されるものではなく、自分の中から自然に湧き出てくる感情です。
結局のところ楽しいと思えるかどうかが、まずは「ボルダリングに向いてる・向いてない」の分かれ道。
「楽しいよ!頑張るよ!」と目をキラキラさせる子は、登れるか登れないか以前に、ちゃんとボルダリングに向いています。

下記のサイトでは、「ボルダリング」で検索すればいろいろ出てきます。
ここに登録されている施設はアミューズメント施設やアスレチック施設から専用ジムまで幅広く、例えばボルダリング専用ジムも初心者の方大歓迎!で入りやすいところが多いと思います。
調べて、ぜひ行ってみてくださいね。

楽しい時間を!

\ボルダリングジムもたくさん載ってます!/

yamco

クライミング未経験・高所恐怖症・運動不足の主婦が、まさかのジムスタッフになり数年経ちました。
もともと無知だった私だからこそ分かる初心者の方の不安や疑問について、ジムスタッフとしての視点も交え、お伝えできればと思います。どなたかの参考になれば幸いです。

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