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【初心者の方へ】チョークについて①┃使用は必須?使うメリットと種類

ボルダリングのこと ボルダリングのこと
  • チョークって、ボルダリングに絶対に要るもの?
  • 使うと何か良いことがあるの?
  • 種類がいろいろあって、なんだか難しい…

ボルダリングを始めたばかりの方や、これからジムに行ってみようと思っている方の多くが、こんなふうに思うかもしれません。
ジムでも、「私はまだ初心者だから…。もっとうまくなってから使うほうがいいですよね。」なんて言われることもあります。

チョークは、「必須じゃないけど、使った方が登りやすくなる」便利アイテム。
シューズと違って初心者モデルがあるわけでもないですし、その人の手汗具合・手の乾き具合によって、使ったほうが登りやすければどんどん使っていきましょう、というものです。

ただ、チョークには種類がいろいろあり、ジムによっては使用規定がある場合もあります。
また使う上でのマナーや注意点などもありますので、最初にある程度知っておくと安心です。

この記事では、ボルダリング初心者さんに向けて、

  • チョークの役割や使うメリット
  • 種類ごとの特徴

などをお伝えしますね。
選び方のコツやマナー・注意点については、また別記事でお伝えします。
「とりあえず登ってみたいけど、道具のことはよくわからない…」という方も、この記事を読んでチョークについてのモヤモヤがスッキリするといいなあと思います。

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もくじ

チョーク(手の滑り止め)って必要?

チョークは、いわゆる「手の滑り止め」です。
主成分は炭酸マグネシウム。それに、商品により他の成分がミックスされたり粉の細かさを変えることで、様々な商品がオリジナリティを発揮します。

例えば、

  • 炭酸マグネシウム…吸水しやすい性質を持ち、皮脂や手汗を吸収してくれる
  • アルコール…揮発性に優れ、手汗を一緒に揮発させてくれる
  • シリカ(ケイ素)…いわゆるシリカゲルの「シリカ」。炭酸マグネシウムよりさらに手汗や皮脂を吸収してくれる
  • 増粘剤…「ペタペタした成分」。フリクションが生まれます。以前はロジン(松ヤニ)を使用したものも多かったですが、ホールドのベタベタ防止にロジン禁止のジムも多く、ロジン以外の増粘剤も使われるようになってきました。

このような成分の組み合わせや形状によりいくつかの種類があって、人によって使用感の好みが分かれます。
また中には、さまざまな理由から、チョークの形状や成分などに使用規定があるジムもあります。

ほとんどのジムでレンタルチョークが用意してあることがほとんどで、レンタルチョークは粉・液体などジムにより異なります。
まずはジムのレンタルチョークを登ってみて、自分の手に合うものやジムの方針がわかってから購入すればOK。

チョークの使用は必須ではありません。
実際、ごくごくたまーに「チョークほとんど使わないです」っていうベテランさんもいます。(多分、乾燥し過ぎず汗も出過ぎず、ちょうどいい塩梅の手汗具合なんだろうな…羨ましい)

でも、たいていの人は手汗が出て滑るか(滑り手)、逆に手が乾燥し過ぎていて滑るか(渇き手)、どっちにしてもチョークを使ったほうが圧倒的に登りやすくなります。

チョークを使うメリット

使用が必須ではないチョーク。
使うことでどんなメリットがあるかと言うと…

  1. 吸水(手汗などの水分を吸ってくれる)
    屋内ボルダリングのホールド(石)は樹脂で作られているものがほとんどです。中には木製のものなどもあります。
    持ちやすい形状のものばかりではなく、小さなものや球状のもの、つまむものなど「どうやって持つんだ!?」みたいな形状のものも。
    手汗が出ると、ホールドがヌルっと滑って持てなくなってしまいます。
    手汗はやっかいにも、暑い時ばかりではなく、緊張した時や集中した時などにブワッと出てくることも。
    また、梅雨のように湿気の多い時期は、ホールド自体が湿気を帯びていることもあります。
    その水分を手に付けたチョークが吸ってくれることで、手が渇いた状態をしばらくキープしてくれます。
  2. 摩擦(フリクションを高める)
    逆に乾き手の人は、乾燥し過ぎていてカラッカラで滑ってしまうことがあります。
    そんな時に乾き手用のチョークを使うと、適度に水分を保持してくれたり、配合されている増粘剤の働きによって滑りにくくしてくれます。
    「手汗出ないからチョークは要らないかぁー」っていう方も、こういう逆の作用も期待できることも知ってくださいね。
  3. 安心感
    「お守り」です!
    チョークを付けているから滑りにくいはず、だからチャレンジできるよ!という安心感。
    実は結構この部分は精神的に大きい要素じゃないかなぁ。

ただし、あまりに多く付け過ぎると逆に滑ってしまいかねませんので、適度な使用量で。
使い方や注意事項は、また別の記事でお伝えしますね。

チョークの種類、いろいろ

チョークは1,000円以下からあるので、シューズと比較するとかなり手軽に導入できます。
前述のようにチョークには形状や成分配合などによりいろいろな種類があり、手汗の出具合や好みの使い心地によって選択します。
ちなみに希望が粉チョークだと、それを入れるチョークバッグも併せて必要になります。

チョークバッグについては別記事で書いていますので、見てみてくださいね。
また、チョークの選び方についてもそちらでもう少し詳しく書いています。

ジムによっては「粉が舞わないように」とか「ホールドがべたつかないように」などの理由から、形状や成分などの指定がある場合もあります。「チョークボール」の使用が必須のジムもあります。
自分専用のチョークを買う時は、ホームジムに使用規定があるかどうかをまず確認してみてくださいね。

私の働いているジムで、「野球用のロジンバッグを持ってきたのですが使ってもいいですか?」とか「ベンチプレスのチョークでもいいですか?」と持参されたことがあります。
うちのジムは特にチョークの指定無しなのでOKしましたが、「ロジン(松やに)」入りのものは禁止のジムも多いですので、お気を付けください。
ちなみに、やっぱりクライミング用みたいには良い感じにはならなかった、らしいです笑

粉チョーク

使用している人が一番多いのが粉チョーク。
コスパも圧倒的に良く、一番オーソドックスなチョークで、名前の通り粉状です。
手にサッと広げやすく、汗をすばやく吸ってくれるので、初心者から上級者まで幅広く使われています。

炭酸マグネシウムの粉をベースに、完全ピュアなものから他成分を添加しているものまでいろいろあり、粉の細かさなども商品により様々です。
アルコールが入っていないため、手が荒れやすい方はピュアな粉チョークが比較的安心して使えるかもしれません。

ただ、空中に舞いやすく、ジムによっては使用を制限されている場合もあります。
また粉チョークを使う場合は、それを入れておくチョークバッグが必要です。

液体チョーク(液チョー)

アルコールなどにチョークを溶かしたもので、手に塗ってしばらくすると乾いてサラサラになります。
商品によっては増粘剤が加えてあるものもあります。
チョークの性能を最強に活かすため、「ベースに液体チョークを塗って、その上から粉チョークをつける」人も多いです。

粉チョークよりも飛び散りにくいため、ジムによっては「液体チョーク推奨」としていることもありますので、はじめて行くジムでは事前にチェックをしてください。
また単体で使用する場合はチョークバッグも必要なく手軽なので、初めてのチョークとして試しに買ってみる方も多いです。
その後やっぱり粉チョークを使いたくなった場合にも液チョーはベースとして使えますので、一本持っておいても損は無いと思います。

ただし、アルコールが入っていることで肌の弱い方は荒れやすくなるかもしれませんので、ご注意を。

チョークボール

  • 野球のロジンバッグのように粉チョークを布の袋に詰めたタイプ
  • 粉の入っていないボール状のものに粉チョークをまとわせるタイプ

などがあり、粉の入ったチョークバッグにポンと入れて使います。
粉チョークが中に入ったタイプは単体使用もOK!その場合は必ずしもチョークバックに入れなくてもいけるので(口が閉まって粉のこぼれない何かに入れれば良い)、液チョーと並んで「初心者の最初の1個」としても手軽でおすすめ。

チョークボールをバッグの中でぎゅっと握ると、適量のチョークが手につきます。「付け過ぎる」ということ無く使えるのがポイント!
空気中に飛び散りにくく周囲を汚しにくいので、ジムによっては使用を推奨しているところもあります。

ちなみに私はチョークボール愛用派。
チョークバッグではなく、100均の口のしっかり閉められるシリコン製の入れ物に、単体でポンと入れて使っています。

中に粉チョークの入ったタイプのチョークボールは、使い捨てのものと、中身が無くなったら好きな粉チョークを詰め替えて使えるものとがありますので、お好みで。

ブロックチョーク・チャンキーチョーク

粉チョークを固めた形状で、ブロックチョークは指に刷り込んで、チャンキーチョークは自分の指でつぶしながら使うタイプです。
指紋の中までチョークがしっかり付くなどのメリットがあります。


このような様々なチョークを、自分の手汗の状態やお好みと照らし合わせながら、人によってはブレンドして使ったりします。
自分に合うものが見つかるまで、いろいろと試してみる方も多いですよ。

まとめ:チョークは、初心者でもどんどん活用しよう!

「初心者だからまだ早いかも」と気にする必要はまったくありません!
チョークを使ったほうが登りやすいと感じるなら、ぜひ早い段階からどんどん活用してください。
活用できるものはしっかり活用して、楽しいクライミングライフを送りましょう!

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yamco

ボルダリング未経験・運動不足のアラフィフ主婦が、まさかのジムスタッフに。
そんな私が、初めての方だからこそ感じる不安や疑問、そんな「いろんなハードル」に寄り添える記事を書いていきます。

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