
- 中に入ってみたいけど、様子が分からなくてドアを開けるのが不安。
- どんなシステム?
「ボルダリングジムに行ってみたいけど、まったく様子が分からないので行く勇気が出ない」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
分からないって不安ですもんね。
今回は、ボルダリングジムの設備やシステム、料金等について、一般的なことを書いていきますね。
特に料金体系などはジムにより違いますので、行ってみようと思っているジムの事前に調べてみてください。
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もくじ
ボルダリングジムとは
クライミングの中の、ロープやハーネスなどを使わず4mほどの壁を登っていく「ボルダリング(ボルダー)」を屋内で楽しめる施設が、ボルダリングジムです。
スポーツクライミングのルールに則った上で、安全のためのルールや注意事項、円滑に利用するためのマナーなどを守りながら、スポーツやトレーニングとしてのボルダリングを楽しむ場です。
ジムの一般的なシステム
多くのジムで「会員制」の形態をとっており、その場合には初回は会員登録料がかかります。(1000~3000円程度)
会員登録料は初回のみというジムや、年に一度更新料を払う必要のあるジムがあります。
中には、登録の必要がなく一回ごとのビジター料金を設定しているジムも。
登録料以外にかかる金額は、
・「利用料」(例:時間利用/1日利用/月会員/年会員/回数券 など)
・レンタル代(シューズ・チョーク)
ジムにより利用料の設定が異なりますので、事前に確認してください。
粉汚れの付いてもよい動きやすい服装と、レンタルシューズを履くための靴下があればOK。
スカートやワンピースは厳禁。裾が引っ掛かりやすいパンツやハーフパンツは、ホールドに引っかかった場合破れたり危険な落ち方になってしまう恐れがあるので、気を付けて。
ジムの免責同意等を含む誓約書にサインが必要になります。また、お子さんの利用には保護者の方の同伴・見守りが必要です。
ルールや注意事項などの講習を受けた後、利用開始となります。
かかるお金の目安
ジムによって違いますが、だいたいの目安を参考程度まで。
《初回利用時》
登録料…1000円~1500円程度
利用料…1000円~2000円程度
レンタル料…300円~500円程度
《2回目以降利用料》
利用料…1000円~2000円程度
レンタル料…300円~500円程度
《月間パス》
1カ月パス…10000円~12000円程度
※1日料金を何回利用したかを1か月に換算した時に月パス料金を超えそうなら、月パスを考えるほうがお得です。
※月パスなら短い時間(例:30分)の利用の日があってももったいなくない、という理由で月パスにする人もいます。
《シューズ購入》
15000円~30000円程度
※シューズのモデルにより修理(リユース)して使い続けられるものがあります。
※登る頻度や強度の低い方は何年も使い続けられます。頻度や強度の高い方はだいたい1年以内に買い替えや修理をしています。
《チョーク購入》
チョーク本体(粉・液体・ボール)…1000円~2500円程度
チョークバッグ置き型タイプ…5000円~7000円程度
チョークバッグ腰型タイプ…2500円~5000円程度
ジムによって特徴が違う
ひとくちに「ボルダリングジム」といってもどこに行っても同じというわけではなく、それぞれに個性があります。
《併設施設》
ジムにより、下記のような施設が併設されていることも。
・ロープやハーネスを付けもっと高い壁を登る「リード」というタイプのクライミングができるリード壁
・キッズエリアやキッズ専用壁
・クライミング用品などを販売するショップ
・カフェ
《壁の形状》
前傾した壁・垂壁・被さった壁・混合の壁など、ジム毎にいろいろな壁が取り交ぜて設置されています。
壁の傾斜角度や広さ・高さなども、ジムにより千差万別です。
《課題(登るルート)の難易度》
ボルダリング初体験の方が挑戦できる難易度の課題は、どのジムにも設定してあるはず。
そしてそこから段階的に難しくなっていくように、「級」表記によってたくさんの本数の課題が設定してありますが、実はジム間で共通の難易度設定ではありません。
ジム・課題の設定者=セッターにより設定難易度が違ったり、人それぞれの感じ方によっても変わるため、同じ級の課題でもジムが変わると難易度が違います。
《課題のタイプ》
ダイナミックに連動した動きが要求されるコーディネーション課題、クラシックなタイプの保持系課題など、ジムによって課題傾向が違います。
「競技選手がトレーニングができるように」「外岩のトレーニングができるように」「初心者の方や子どもたちがたくさん登れるように」など、そのジムの中心客層やオーナーの考えなどでいろいろ個性が出てきます。
男女比・年齢帯・人数
これもそれぞれのジムのビジネス戦略などによっても違いがありますので、あくまで自分のところのジムでの状況にはなりますが、ご参考までに。
《男女比》
初回の体験に来られる方は男女半々くらい。ただ、継続されている方は男性が圧倒的に多いです。
女性の方も、ぜひ!
《年齢帯》
小学生以下…キッズエリア・キッズ壁が有ったりキッズスクールのあるジムだとお子さんも多いと思います。スクールが無かったり難しめのジムだとグッと少なくなります。中には小学生以下は利用不可のジムも。
中学生・高校生…競技選手の子を除けば、うちのジムでは一番少ない年代です。
20~30代…一番多い年齢帯。社会人の方がお仕事帰りに、という方が多いです。
40~50代…次に多い年齢帯で、ベテランクライマーさんも多い年代。でも、この年代で始められる方もたくさんあります!
60代以上…さすがに少ないですが、登山ブームを経験した年代なのか、興味をお持ちの方は多いです。ジムによってはシニアに力を入れているところも。そういうジムは、できるだけ落ちにくく安全に登れる課題が充実していると思います。
《1人orグループ》
「セッション」といってジムでその日にあった人と一緒に登ったりすることもあるので、それがグループのように見えることもあるかもしれませんが、実は1人で来られる方が圧倒的多数。
まずは勇気を出してジムに行ってみて!
もちろんジムによって雰囲気はまったく違ってくるんですが、調べてみて「初心者の方大歓迎!」と書いてあるようなジムであれば、まず心配しなくて大丈夫。
ぜひ勇気を出してドアを開けてみてください。
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